top of page
「フラッシュ盆踊り」
2014.8.24
@山下公園


ゲリラで、公園にいる人びとを盆踊りに誘うおうという企画。愛を囁き合うカップルや、けだるそうなおっさんに光るブレスレットを配布。「ムーンライト伝説」「ケセラセラ」「男はつらいよ」の曲を準備し、初見の人もノリで入って、そのまま踊れるよう簡単な振り付けを考えてきた。けれど、参加者皆無!!しかしめげない。コントのような即興芝居をはさみつつ、藤とウテナが踊り狂う「トムヤムクンに片思い中」byアンアミン、「St James ballroom」byアリス・フランシス。気付けば、日も暮れ外は真っ暗。ビデオの電源は入れ忘れたり、なんだなんだの初企画。

「恋する惑星」
2015.4.5-8
@カフェジーニョ


  作・演出 阿部藤

  出演   加藤希美 村越玲奈 松本祐樹

       阿部藤

 

 ―靴の音。笑い声。大荷物を抱えた女子高生が店の前を通り過ぎる。カフェの前には桜。二人戻ってくる。スマホで店を確認する。桜を見上げる。何か話している。桜を見上げている。二人は店内に入ってくる。東京ではない、どこか地方都市の落ち着いたカフェ。店内から桜が見える。桜が風に吹かれて散る。二人は窓辺の席に座らされる。

 

春の一瞬を書きたい、喫茶店に入ってきて、そのまま出て行く人々を芝居で描きたい、と思い脚本を書きました。救われない女の子たちは、キスをしている間だけ、一時の沈黙を得ることが出来るのだと思います。さようなら、春。re湖 演劇作品 1作目。Lily Chou-Chou「Experiment of Love」がテーマソングでした。

「新宿女子校生日記」
2014.12.31
@新宿


年も暮れるというのに、帰れない私たちは、制服を着て街をふらつく。四谷シモンに敬意を込め「新宿女子高生日記」とでも呼びましょう。

「殴れない女」

《作》阿部藤

《出演》阿部藤 ー記号ウテナ

《撮影》ー記号ウテナ

 

「全ての通り過ぎて行く人たち」

《作》阿部藤

《出演》ー記号ウテナ

《撮影》阿部藤

 
劇王東京Ⅱ参加作品
「一生ロマンチスト宣言」
2015.12.26
@シアターミラクル


  作・演出 阿部藤

  出演   加藤希美 田中カタログ

       阿部藤

 

 ―マリーローランサンの半生に思いを馳せる。いろいろ恋をしてきたけれど、私の場合さいごに愛が残るのは、アクセサリーやぬいぐるみやそんなもの。人に対して同じ気持ちで続ける事ができない。そんなこと求められてもいないのかも知れないけれど。。。

 

肉体のない恋心は果たして持続するのか。アメーバ色の雨が降り続ける世界で、会えない二人。「愛してる」の言葉だけが浮いていく。同じ頃、暗闇の世界に一瞬だけでも光を届けたいと、裏工作員が顔を真っ赤にして走り続ける。思わず家を飛び出した女と裏工作員はそっと出会う。崩れ落ちる女に、そっと防護マスクを被せた。 

「苦しめ、苦しめ(ラヴ♥)」
2016.2.29&3.1
@名曲喫茶ルネッサンス


  作・演出 ―記号ウテナ

  出演   ―記号ウテナ 阿部藤

 

 ラヴドールを両親代わりに育ってきたヨウコは、先輩に愛させるため自らラヴドールになってしまう。が、先輩の愛も褪せ貸倉庫に預けられてしまう。そこに助けてきてくれたのは、友達ネムコであった。彼女の手作りビーフシチューを食べ、先輩宅へ殴り込みをするべく高円寺の闇夜に飛んでいくのであった。(文字通りに“飛ぶ”)

「ti gu hug sh sea honto punch
2016.8.25
@長浜海岸(神奈川県・逗子)

 

       作・演出 阿部藤 

     出演 阿部藤 村越レイナ

二人は1年の地球留学を経て

この海岸から母星(ちーたら)に帰る。

 

 

永は椅子に座り、海を見つめている。

その青を目で捉えようとしている。

永の耳の先端は銀色に光っていた。

どこかで見た既視感を与えるような風景。

記憶が入り混じってしまったかのよう。

何か着信音(音は鳴らない)がなる。

髪を耳にかける。

  

ここにない、電話をとる。

 

永 …もしもーし…

「re湖の心象スケッチ~2017春~」
2017.3.29 & 4.5
@代々木公園(桜の季節)

       企画 阿部藤 

     

~3月29日の部~

画家 田中カタログ

出演 ―記号ウテナ 窪寺奈々瀬 阿部藤

演奏 まりちゃん先生

~4月5日の部~

画家 守時はるひ

出演 ―記号ウテナ 村越レイナ 岸本有紀子

案内 澤田菜つみ 阿部藤 田中カタログ

宮沢賢治の造語『心象スケッチ』という言葉が
中学生の頃からなんとなくずっと好きでした。


☆流れ☆
①通行人の方に「絵のモデルになってくれませんか?」と声をかけます

②私たちと一緒に赤い毛氈の上に座ってもらいます。

③お客さんには、まだ何も描かれていない真っ白いキャンバスを持ってもらいます。


④画家は、真っ白いキャンバスを持ったお客さんを一枚の絵に描き入れます。

⑥画家の絵が描き終わります。

⑦お客さんは、絵の中の自分が持っている白いキャンバスに、モデルをしていた時に感じたことを描き入れてもらいます。

⑧こうして共同作業をして、一枚の絵を作り上げました。

嬉しかったのは外人さんの二人組から
『現実より想像のほうが素晴らしい』
という言葉を頂けたことです。

©2014-2016 reko All Rights Reserved

bottom of page